『感受性豊かに素直な心で！』
学校を卒業し、保育士の資格を持ち、たくさんの知識を持ち合わせていても、残念ながら保育士は務まりません。
学生の皆さんは「私は、子どもが大好きだから、念願の立派な保育士になるぞ！」と意気込んでいませんか？働くのは、誰の為ですか？「子ども達の為ですか？」対価をいただかずして、子ども達の為に働けますか？働けませんよね。私達が、働くのは、「自身の成長」の為に働くのです。私達が、色々な体験をし、ひとつひとつ成長していくのです。
夕日を見て、綺麗だと感じますか？虹を見て、綺麗だと感じますか？嬉しさや悲しみを表現できていますか？人の意見を素直に聞くことができますか？それが、出来たら大丈夫です。あなたは、立派な保育士になれます。共に色々な体験をし、歩んでいきましょう。難しく考えなくていいのです。仲間と一緒に未来を背負っていくであろう子ども達の保育に携わって、子ども達と共に日々成長していきましょう。

社会福祉法人みかり会　部長　山下 ゆかり
　　　　　　　　　　　松帆北保育園　園長　山下 ゆかり

【異年齢の関わり】松帆北保育園
人と人との多様な関わりをもてるように、グルーピングを工夫しています。
松帆北保育園では０歳児から5歳児までが、いつも一緒に過ごしているので、小さい子が違和感なく年上の友だちの遊びに入っていったり、大きい子が折り紙を一生懸命になって教えていたり、小さい子にご飯を食べさせてあげたりと、常に気に留めてくれています。
このような様子だと、大きい友達はお世話ばかりしていると思うかもしれませんが、このような体験を通して、人に対する信頼感や、思いやり、優しさ、また受容力が自然に培われています。

【幼稚園との関わり】夢の森保育園
本園は、保育園と幼稚園が日常的に場所と時間を共有しています。
あたり前のように実現しているこの空間は、廃校となった小学校の校舎を利用し、私立保育園・公立幼稚園だけでなくお年寄りや様々な人が利用できる福祉のスペースが同居した建物だからです。交流の機会という固定された関係だけでなく、自然な形で子ども達が関わりを持つことで仲間意識がめばえ、限られた時間では感じることのできない心の成長が可能となります。そして、保育士間でもそれぞれ違った考えに触れ計画をたてることで刺激が得られ、日々の保育にも活かされています。本来求められる、このような幼稚園との関わりが実現できることは、恵まれた環境だと実感します。

【『育み』の素敵な関係】多夢の森保育園
『幼老共生』という言葉を知っていますか？『幼きも老いたるも共に生きる』という一昔前にはどこの家庭にもあった数世代同居の姿です。そこにはそれぞれの役割があり、人としての生きゆくための多くの育みがありました。同敷地内にデイサービスが併設された本園では、高齢者の方との自然な関わりが日常的に展開されています。木漏れ日が眩しいテラスを横切りガラス戸を開けると、高齢者の方が笑顔で子ども達を迎え入れてくれます。たわいない会話が始まり、遊びを楽しむ笑い声が部屋の中を満たす、そんな何気ない日常の関わりの中で、子どもも高齢者の方も、そして保育士も育み育まれ日々成長しています。
この素敵な関係を一緒に体感してみませんか？

保育士2年目　夢の森保育園0歳児グループ担当

私はまだ働き始めて１年程ですが、毎日子ども達と一緒に過ごす中でたくさんの幸せをもらっています。出来る事が増えたり自分の名前を初めて呼んでくれたりと、子ども達の成長を近くで感じる事が出来るからです。そして、その成長を一緒に喜び、時には手助けしていく事が保育士の仕事であると考えています。そうした毎日の中で、子ども達から教わり気付かされる事も多く、自分自身も成長できるやりがいのある仕事だと感じています。

保育士2年目　つぼみの子保育園1.2歳児担当

幼い頃から憧れ、夢見てきた保育士という仕事に就き１年が経ちました。保育士の仕事は子ども達と一緒に遊ぶだけでなく日々の保育の準備や記録、書類作成など子ども達と触れ合う以外にもあり、戸惑うこともあります。でも、子ども達の笑顔を見ると「がんばろう」という気持ちにさせてくれます。子ども達の笑顔に応えられるよう日々努力し、一人ひとりとしっかり向き合い、関わっていき、子ども達と共に成長していきたいと思います。

保育士4年目　松帆南保育園3.4.5歳児グループ担当

保育士となって４年目。私は、子ども達の“安全面”を第一に考え仕事をしています。基本的生活習慣をはじめ全ての行動・活動を行うためには、まず健康であること、安全であることが必要となります。私は一日の中で、怪我や事故なく笑顔で子ども達を保護者の方に受け渡す時が、一番ホッとする瞬間です。これからも子ども達の安全面に配慮し、日々の関わりの中で共に学び、自身も成長していけるよう保育士の仕事に努めていきたいと思っています。